こんにちは!にわかアルピニストです.
みなさんはクライミングギアを買うときに高くて買おうか買うまいか迷ったことはありませんか?
筆者はそんな経験がかなり頻繁にあります.浅く広く色んな山岳アクティビティに手を出してしまっているので色んなギアが必要になってきますが,やはりこの物価高の中で色んなものの価格も上がっていて財布のひもは固くなりがちです.
でも,ふと思いました.
もし今後も物価が上がるのであればギアの価格は今が一番安いのではないか?
と.今回はそんな内容について考察していきます.
※経済的な話については筆者はど素人ですのであくまで一個人の意見として受け取ってください※
迫りくるインフレの波
日本といえば物価が下がるデフレ国家というのが一般的ですが,ここ数年はコロナによる世界情勢の変化もあって徐々に物価が上がるようになってきました.”デフレ脱却”なんて言葉も目にする機会が増えてきました.
実際に”消費者物価指数”と呼ばれるものは2021年ころまでは横ばいに推移していますが,そこからは急激に上がっています.日常の生活の中でも物の値段が上がっていることを実感しない日はありません.

物価が上がっても賃金も上がればそこまで影響はないのかもしれませんが,物価上昇に賃金上昇が追い付いていないのが現実的な話です.このことは登山やクライミングギアに関しても同様で買い渋りそうになるくらい価格は上がっています.

将来のことはわかりませんが,日本の中央銀行である日本銀行によると
「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。
2%の「物価安定の目標」 : 日本銀行 Bank of Japan
とのことなので今後も物価は上がり続ける可能性は高そうです.
円安の影響
多くの輸入製品に頼っている日本の場合には為替レートも物の値段に大きく影響します.登山やクライミングのギアの多くはヨーロッパをはじめとする海外で製造されたものを輸入しているので当然為替の影響を受けます.

円安というのは日本円の価値が下がっている状態で,つまりは相対的に物の価値が上がっているので同じものを購入するのにより多くの円が必要になります.
日本は今は円安になっています.コロナ前が100円台で今が150円台後半なので単純に考えると同じものを買うのに1.5倍高くなるともいえます.ギアに関してはロストアローなどの輸入代理店が頑張ってくれていたおかげで2024年ころまでは価格は微増程度でしたがそれもそろそろ限界を迎えたようです.
これが今後どうなるかはわかりませんが,仮に円高になったとしてもそう簡単には一度上がったものの値段は下がらないような気がします.
実際の価格変化
ここで実際にどのくらい価格が変わったかを見ていきます.以下の表は筆者が購入したギアの一部の購入したときの価格(店舗問わず)と現時点でペツルやロストアローなどの公式が出している価格を比較しどのくらい価格が上昇したかをまとめています.もちろん購入時の価格は店舗によって若干変わるし,現時点でも公式よりも安く購入することができる店舗もあるのであくまでも参考程度です.

こう見るとどのブランドのギアも値上がりしていることがわかります.まあこんな表を出さなくても皆さん実感していることだとは思いますが,,,.
驚きなのはキャメロットの価格が10000円を下回っていることです.当時はこんな値段で買えたんだなぁ.2020年にクライミングを始めるのと,2025年にクライミングを始めるのでは経済的な面なハードルは大きく違います.トラッド人口が今後減らないか心配だ.
フリマアプリなどによる中古市場の台頭..だが..
これだけギアが値上がりしていると,当然買うことに抵抗が生まれます.そんなときにはきっとメルカリなどのフリマサイトをのぞいてみるひともいるでしょう.たしかに中古品であればお財布には易しいです.
ここでは具体的な価格は挙げませんが,カムやスクリュー,アックス,アイゼンなどメジャーなギアであればかなりお安くなっていますし,ものによってはほぼ新品のような掘り出し物もあります.

ただここで注意しなければいけないのは,これらの道具の多くは命を守るための道具でもあるということです.中古で購入したものが必ずしも安全であるかどうかはわかりません.実際に多くの出品者は「安全に関しては自己責任でお願いします」と書いています.
盲点になりがちなのはギアは見た目だけではわからなないような劣化をするということです.この中には素材自体の経年劣化も含まれます.いかに見た目がきれいで使用頻度が少なくてもそれが安全かどうかはあなた自身の目で見極める必要があります.
少し話はそれましたが,命に関係ないようなギアや,ある程度経験があってしっかりとした目利きができる人は中古品という選択肢も大いにありだと思います.
カムは資産だ!
逆の支点で考えると,これらのギアは手放すときにも少なからず価値を生み出す可能性があるということです. 今後も物価が上がるかどうかはわかりませんがその可能性は十分にあります.そう考えると今がもっとも安く,さらにいうともし手放すことになってもインフレ基準の価格で手放せるかもしれない.要は残クレです.
そして何よりこれらのギアはあなたに『楽しい登山・クライミングの時間』を提供してくれる大いなる資産なのです.買おうと思った日が吉日なのです.






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