おすすめクライミングシューズ|クラック・マルチピッチに最適なTCプロ

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 クライミングをするにあたってどのクライミングシューズを使うかはいつでもクライマーを悩ませます.それもそのはず,クライミングシューズの性能や岩との相性によってパフォーマンスは大きく変わってきます.

 今回は,クラッククライミングやマルチピッチクライミングにおすすめのTCプロについて紹介していきます.どの点がいいのか,新モデルと従来モデルの違いなどを主にレビューしていきます.このページを読み終わったときにはあなたもTCプロが欲しくなっているかも?

こんな人にTCプロがおすすめ!!
  • クラッククライミングに挑戦してみたい
  • マルチピッチやアルパインクライミングに興味がある
  • 入門シューズの次に何を買ったらいいかわからない

TCプロってどんなシューズなの?

 クライミングができる岩場に行くとTCプロを履いているクライマーは少なくありません.またアルパインクライミングのルートに行くとその割合はさらに大きくなります.特にクラッククライミングのエリアでは8割の人がTCプロを履いているといっても過言ではありませんクライマーの中ではクラック=TCプロの図式が出来上がっています.

 そんなTCプロですが,フリーソロで有名で,登山界のアカデミー賞とも呼ばれるピオレドール賞も受賞したことのあるトミーコードウェルをモデルとしていて本人も使用しているシューズです!以下にスポルティバ社の商品紹介を乗せてあります.

マルチピッチルートやクラックルート向けのミッドカットシューズ

定番のマルチピッチシューズ・TCプロを細部から見直しをかけてリニューアルモデルとして再登場。これまでのシューズの基本性能は維持しつつ、耐久性・快適性をさらに向上させた一足。スポルティバアスリートのアレックスオノルドによる「フリーライダー」フリーソロとトミー・コールドウェルの「ドーンウォール」フリー化の偉業を称えたデザイン。

https://www.sportivajapan.com/product-climbing/tcpro/

 クライマーがモデルになったシューズってすごいですよね...!!

 しかも本人が使用していて,高難易度のクライミングもしているというシューズであり,このシューズにはそれだけのポテンシャルがあるということでしょう!!

新モデルは旧モデルと何が違うの?

 TCプロについて紹介してきましたが,実はこのTCプロ2021年にモデルチェンジされています.リニューアル後の新モデルはクラッククライミングやアルパインクライミングを強く意識しているように思います.どのような点が変わったのか詳しく見ていきます.

TCプロ 左:従来モデル,右:新モデル

TCプロの特徴

 新モデルと従来モデルの違いを比較する前にTCプロの基本的な特徴を紹介します.これらの点は従来モデルから変わってはいません.個人的にはサイズ感も変わっていない気がします..

  • ア ッ パ ー:スエードレザー
  • ソ ー ル  :Vibram XS EDGE 4.0mm
  • サ イ ズ  :36~46(ハーフサイズあり)
  • 重 さ(片側):約275g

 まずソールですが,ソールはクライミングシューズだけではなく,登山靴からスニーカーまであらゆる靴に使わているVibramソールのハードタイプであるXS EDGEを使用しています.花崗岩の細かい結晶に乗ることもできますし,なんといっても柔らかいソールと比べるとクラックに入れたときの足への負荷が全く違います.

 靴自体はフラットソールで,ターンインもしていません.シューレースタイプで調整もできるため長時間履き続けることもできます.

 またクライミングシューズには珍しいくるぶしまで保護されるミドルカットはもはやTCプロの一番の売りともいえるでしょう.このデザインも従来モデルから引き継がれています.

従来モデルとの違い

 ここから従来モデルと新モデルがどう違うのかを比較していきます.従来モデルとの違いは次の3点になります.

  1. レースループの補強
  2. つま先部分のラバー拡充
  3. 継ぎ目のないランドラバー

1.レースループの補強

クラッククライミングに使用される機会の多いTCプロはソール部分だけではなくシューズの甲側にもダメージが来ます.そのためシューレースが切れたり,シューレースが通るレースループが切れたりすることがあります.新型のTCプロではレースループが補強されています.

①足の甲の保護と②レースループの補強

2.つま先部分のラバー拡充

新型のTCプロではつま先部分,特に内側のラバーが拡充されています.クラッククライミングではこの部分とかかとでジャミングするテクニックも多用するため負荷がかかりやすい部分になっています.

つま先部分のラバー拡充

3.継ぎ目のないランドラバー

 さらに側面のランドラバーの継ぎ目をなくすことでラバーの強度を上げています.従来モデルでは下の写真のように側面で2枚のラバーが重なっていたためその部分が剥がれたり破れたりしやすくなっていました.これを継ぎ目をなくすことで強度を上げています.

継ぎ目のないランドラバー(内側)
継ぎ目のないランドラバー(外側)

 以上,新モデルで大きく変更された点について紹介してきました.いずれの変更も主にクラッククライミングを意識した強度の向上を目指していると思われます.

まとめ

 新旧モデルの違いに主眼をおいてTCプロについて紹介してきました.もともとマルチピッチやアルパインクライミング,クラッククライミングにおすすめであったシューズがさらに改善されていますのでなおおすすめの一足です!!

 これからシューズを買う人も,今TCプロをもっている人も検討してみてはいかがでしょうか.

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