トラッドの聖地-香落谷@名張-でクラッククライミングを楽しむ!

トラッドクライミング
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 クラッククライミング,またの名をトラッドクライミング...クライミングをする人であれば一度は聞いたことがあると思いますが,実際にクラッククライミングをしている人口はそれほど多くはない印象を受けます.今回はそんなクラッククライミングの聖地ともいうべき名張を満喫してきたので紹介していきます.

名張はこんな岩場!
  • 5.7-5.12台まで様々なグレードのルートがあり入門者から上級者まで楽しめる.
  • フィンガーからワイドまで様々なサイズのクラックがある
  • 40m級のスケールの大きいクライミングを体感できる.

※名張に限らずクライミングエリアには様々な約束事があります.実際に行く前にしっかりと確認をするか,あるいは最初は知り合いと行くようにしましょう!

クラッククライミングとは?

 クラッククライミングは岩の割れ目に手や足,体全体をいれて登るという通常のクライミングとは少し違ったテクニックを使うクライミングです.クラッククライミングではボルトを使わずカムやナッツというナチュラルプロテクションを使いながら登っていきます.ボルトが不要なため岩を傷つけることなく,また岩の割れ目があればどんなところでも登っていけるまさに”伝統的な(トラッド)”クライミングなのです!!

 

※下のリンクで紹介している本ではクラッククライミングの細かい技術を学ぶことができます.これからクラックに挑戦する人にはおすすめです!!

名張とは?

 一般的に「名張」と言われるクライミングエリアは正式には香落谷の岩場と言われ1980年ころより登られています.特徴的な柱状節理にそって多数のクラックルートが開拓されています.

名張の柱状節理
名張の柱状節理 屏風岩

 ギリギリ指がはいるようなフィンガーサイズから体全体がすっぽり入ってしまうチムニーサイズまで様々なグレードのルートがあり,クラックを経験したことない初心者から登りこんでいる上級者まで楽しめるエリアです(※初心者の方は必ず経験者と一緒に行くようにしてくださいね).

名張の注意事項

 名張に限らずクライミングのエリアになっている岩場には守らなけらば行けないルールがあります.岩場は地元クライマー,地域住民や自治体の理解協力のもの成り立っているので訪れる際にはしっかりとルールを守りましょう!

 香落谷の岩場のルールについてはナバラーであるジャミング紳士さんのブログで詳しく書かれているので参照してみてください!

名張・香落渓の岩場を利用するにあたって : ジャミング紳士のブログ
名張・香落渓の岩場を利用するにあたり、下記3点を守っていただくようお願いします。  ① 車にタオルなどの目印をドアミラーにかけておく ② 各エリアの入口に黄色の旗を対岸から見えるように立てる(1グループ1本) ③ 渡渉で使った物(ウェーダーやサンダル)は②の

エリア紹介

 名張には現在主に登られているエリアが4つあります.それぞれ紹介していきます!

青蓮寺川
青蓮寺川

また,いずれの岩場も青蓮寺川の渡渉があります.深い所では太ももくらいまであるのでウェーダーがあると便利です!!

屏風岩

 屏風岩ははじめて名張を訪れる人におすすめのエリアです!ゴジラパワーやいかさま師など80mロープを使って登る名張を代表とするルートのスケールに圧巻されるでしょう.

 またハンドジャム入門に最適なBaby Crackは5.7とはじめてのクラックでも取付きやすく,ジャミングを体感するにはいいルートです.

左からブロードバンド,Baby Crack,Surf Rider,名張入門

第一岩壁

第一岩壁
第一岩壁

 第一岩壁も人気のエリアです.ここにはメインのエリアと奥壁エリアに分かれてたくさんのルートがあります.テラス上に取り付きがあるようなルートもありリード&フォローで登るようなスケールの大きなクライミングを楽しむことができます.

第一岩壁
第一岩壁

sunny side

 sunnu sideはルンゼに沿ってある岩場で風が抜けるため夏にも比較的涼しく登ることができます.20本以上のルートが小さくまとまっており快適です.他のエリアと比べると比較的短めのルートが多いですが,5.10dのワイドクラックであるチビゴジラは一登の価値のある好ルートです.

チビゴジラ5.10d
チビゴジラ5.10d

morning light

 morning lightは近年になって開拓が進んだエリアです.日が当たるということもあって冬でも暖かい中クライミングを楽しむことができます.

まとめ

 いかがでしたか?クラッククライミングを実際にやっている人だけではなく,これからクラックをはじめる人にもおすすめの岩場です.一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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